訪問看護ステーションへの就職・転職

今回の記事は、訪問看護未経験の方、ブランクのある方向けに就職するならこんなステーションがおすすめというテーマでお送りしたいと思います。

訪問看護の需要が高まっている中で、ここ数年訪問看護ステーションの設立も増えていて、あらゆる訪問看護ステーションが看護師の募集をしています。

その中でも長く、安心して働ける訪問看護ステーションはどのようなステーションなのかを今回紹介していきたいと思います。

訪問看護の就職率の実情

転職やブランクがあり、また看護師をやってみようと考えている方で訪問看護に就職したい、就職したという方は全体の中で1割ほどだそうです。

訪問看護になぜ就職しないか理由を調べると、圧倒的に多い意見が「1人で責任を負うのは重すぎる」「何かあった時に自分で対応することができるかどうか不安」だそうです。

訪問看護が人手不足に陥っているのは、これらの理由が関連しているからでしょうか。

教育やサポート体制が整っているステーションを選ぼう

未経験の方やブランクのある方におすすめなのは、次のような訪問看護ステーションです。
1. 教育体制がきちんと整っているステーション
2. サポート体制がしっかりしていて、1人で訪問していて何か困ったことがあってもサポートしてもらえる体制ができているステーション

長く勤めるためには必要な要素だと私は考えます。

教育やサポート体制が整っているステーションの特徴

では、どうやってそこを見極めるのかということですが、看護師が少なくとも10人近く所属して働いているステーションを選ぶことです。

やはり人数も多い訳ですから、教育やサポートができる余裕もあるだろうし、そういう体制だからこそ人も辞めずに人数を維持できているのだと思うのです。

小規模の訪問看護ステーションはリスクを伴う

私が知る限り、少人数で運営している訪問看護ステーションは、教育やサポート体制不十分だと感じています。

例えば、
・始めの数回は同行するけど、その後は自分1人で行くことになる
・何かあっても他の看護師も訪問しているので、頼れる人がいない
・利潤目的で運営している所も多く、訪問件数ばかり多くて、勉強会や研修会などに参加させてもらえないもしくは行われない

などが理由として挙がります。

これだと、未経験やブランクのある方にとっては、成長もしませんし、仕事をするにあたりかなりのストレスになると思います。

教育・サポート体制が整っているステーションの実例

あるステーションの実例をここで紹介します。
このステーションでは、ブランク明けの方が半数を占めているそうです。

本当に自立されるまでの2~3年間は必ず週1回以上、先輩看護師が同行をしてくれて、アドバイスをしてくれます。

また、1人で訪問したとしても、褥瘡が発生している、傷があるなど、どのように処置したらいいかわからない時には、撮影をしてメールをステーションに送ることで、その場で対応方法を指示してくれる体制をとっているそうです。

もちろん勉強会やカンファレンスなども活発に行われています。
こういう体制であれば、1人で訪問しても安心ですね。

まとめ

以上が、就職するならこんな訪問看護ステーションがおすすめの記事でした。

繰り返しですが、就職する際には給与や休日などではなく、教育・サポート体制がどうなっているのかを面接時に確認することを強く勧めます。

1人で訪問して、ケアすることは思っている以上にストレスがかかります。

それをケアしてくれる体制かどうかは非常に重視する点だと私は考えます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。