
高齢者の増加により訪問看護師の求人は増加傾向にあります。
訪問看護師の求人には常勤だけでなく非常勤の募集がよく出ており、
子育て中の方や、潜在看護師が復職する際に訪問看護を選ぶ人も多いです。
今回は、常勤、非常勤の給料体系の違いをご紹介します。
常勤の訪問看護の給与体系
常勤の訪問看護は、基本的には土日が休日で夜勤はなし。
1日に訪問する件数も決まっており、病棟に比べ、圧倒的に残業も少ないので
病棟での勤務時間と比較すると勤務時間が短く分、給料は割高だと言えます。
また、オンコールや待機手当も充実している場合が多く、その面からも高給料と言われている
理由だと思います。
ボーナスも支給されるので給料面でも安定も確保しながら、夜勤などの労働負担が少なく
働けるのがメリットだと言えます。
非常勤の訪問看護のメリット
非常勤看護師の場合は固定給ではなく時給または、日給で働く事になります。
週1回からの勤務も可能なところが多く掛け持ち勤務も可能なところまであります。
勤務時間の融通が通りやすく
・子供が幼稚園に行っている間だけ働きたい
・ブランクがあるので、少しずつ慣れていきたい
などという場合でも、負担が少なく働けるのがメリットです。
非常勤の場合は、時給のところが多く勤務時間によって給料が異なってきます。
また、ボーナスが支給されないことがほとんどなので、
自由に働ける分、給料の安定性は少し掛ける部分がデメリットではあります。
非常勤看護師の社会保険や有給休暇を得るには
また、非常勤看護師でも一定条件を満たせば、社会保険や有給休暇を取得できるようになります。
非常勤看護師(パート・アルバイト)は常勤看護師の3/4時間の労働が条件です。
なので、常日勤だと1日8時間労働が週5日なので1週間で40時間となりますので
非常勤看護師は週に30時間の勤務が条件となります。
有給休暇についても同じ条件で半年以上勤務していると取得することができます。
週休消化については、勤務先によって異なってくるので確認してみるのがおすすめです。
常勤・非常勤で給料形態は違ってきますが、同じ時間を労働に費やすのであれば
給料が高い方に魅力を感じる人が少なくないと思います。
給与が比較的高い理由
訪問看護の中でも、給料を比較した時に高い給料が設定されている事業所もありますが
給料が高いところにはそれなりの理由があったりもします。
理由としてあげられやすいのが
『即戦力として活躍して欲しい』
という事があげられます。
高齢化が進んでいる事と病院から在宅などの地域医療へ
移行していきている背景もあり人手を確保したいという事業所は多いのが実情です。
そのため、給料を高くする事で求人を集め即戦力になる人を集めていきたいという
部分があります。
とはいえ、夜勤や残業などの過酷な勤務は卒業したい人や子育て中の人やブランクがある人にとっては、
一般病棟に比べると患者に寄り添う時間が確保しやすく、
患者層も0歳〜高齢者までという幅広い患者層で疾患も様々なので
やりがいを失わず、スキルアップにも繋がっていきます。
給料面でも、一般病棟などより割高なのは事実です。
時給で働く場合でも、ライフスタイルに合わせて働けるのでメリットは十分にあると言えます。