前回、「新規で立ち上げた訪問看護ステーションの営業のコツについて」として営業に関する記事を掲載しました。
なかなか反響がありましたので、今回も営業のポイントとして記事をご紹介します。
今後、営業を担当することになったなどと言う人の参考になると嬉しいです。
訪問看護での営業でよくある質問は?
24時間365日体制ですか?
私自身が営業していて、一番多かった質問は「24時間365日体制ですか?」です。
今は、昔と違って、24時間365日体制が当たり前となっており、新規の事業所ですと
この体制が取れなければ、まず依頼は来ないと思ってもいいと思います。
これには、利用者さん側も夜間も対応してくれないと困ると言われる方が圧倒的に多いためです。
小児は受けてくれますか?
その他ではで多かったのは、「小児は受けてくれますか?」でした。
やはり数あるステーションでも、小児科経験のある看護師が所属している訪問看護ステーションは数少なく、そのためか小児を受けてくれる所は少ないためです。
もし受けられる体制が整っているのであれば、とても強みになるでしょう。
手土産は持っていったほうがいいのか?
手土産は、はっきり言いますといらないと私は思います。
自分のステーションをどうアピールできるか、そして、依頼が来たときにその利用者さんにどれだけ満足感を与えられるかがポイントだと思います。
もし手土産を用意するならペンやカレンダー等がお勧め
もし、手土産を持っていくとすれば、自事業所の名前が入ったペンやカレンダーなどが事業所もアピールできますし、おすすめではないかと思います。
居宅介護支援事業所や地域包括支援センターへの営業のポイント・体験談
やはり直接ケアマネージャーに名刺やパンフレット渡すことが理想ですが、外出する機会が多い職種なので、何回行っても会えないということもありました。
対策としては、ケアマネージャーが事業所にいる時間を狙って行くことをおすすめします。
その時間帯ですが、朝9時ごろ、お昼時、夕方17時あたりがいいと思います。
小さな事業所でしたら、ケアマネージャーの数も少ないため、アポイントを取っていった方が会える可能性が高いかもしれません。
病院内にある地域連携室への営業のポイント・体験談
病院内では、MSWという職種の方が、退院の調整や在宅での調整などを行っています。
やはりケアマネージャーと同じく出払っていることが多かったり、利用者の家族との相談・支援を行っていることが多いので、MSWの人数が少ない病院はアポイントを取るとよいかもしれません。
地域外の病院特に大きな病院では、自事業所エリアの患者さんが入院している場合もあるので、積極的に行ってみることをおすすめします。
クリニックや医院への営業のポイント・体験談
近くのクリニック、医院に営業に行くと言っても、眼科や皮膚科などの診療科を扱っている所は、訪問看護を行う上でほぼ関わり合いがないので、行かなくても支障がないと思います。
逆に行った方がいいと思われる所は、在宅医療を主体にしているクリニック、医院(〇〇在宅クリニック等)と在宅療養支援診療所と呼ばれるクリニック、医院です。
在宅療養診療所とは、在宅療養をされる方の診療を積極的に行っている医院、クリニックのことで24時間365日体制を取っていたり、入院が必要と診断された場合には、連携している医療機関と連絡を取り、すみやかに入院の手続きを取ってくれたりもするので、訪問看護とはとても大切な間柄となります。
在宅支援診療所なのかどうかは、ホームページなどで確認できる場合があるので、押さえておきましょう。
なかなか医師とアポイントを取るのは難しいので、この場合は、受付に挨拶して、診療終了後に医師に渡してもらうなどの対応をしてもらうとよいでしょう。
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