
転職したい看護師さんを悩ますもの。それは、面接での志望動機です。面接で必ず質問されるのが志望動機です。面接での志望動機の答え方は、好感度が上がるかどうかのポイントです。
この記事では、訪問看護ステーションに転職したい看護師さんの志望動機について解説していきたいと思います。実例を紹介していきます、ぜひ参考にしてください。
訪問看護に就職したい看護師さんの本音とは
病院やクリニックから訪問看護に転職したい看護師さん。
今働いている訪問看護ステーションから別の訪問看護ステーションに転職したい看護師さん。本音はどうでしょうか?
在宅患者さんの生活支援に取り組みたい。
今までの看護経験を生かして、新しい分野に挑戦したい。
地域で活躍できる看護師になりたい。
他にもあると思います。
日勤だけでもある程度稼げる仕事に就きたい。
病院で働くことに疲れた。
家から近く、自転車で移動できる範囲で働きたい。
どちらも訪問看護に就職したい看護師さんの本音だと思います。
しかし、後者の本音をそのまま面接で話すことは出来ませんね。
訪問看護で好感度がアップする志望動機:長く働き続けたい
夜勤を含む変則勤務の医療機関で、定年まで現役看護師を続けることは、相当な努力が必要です。
結婚、出産、子育て、介護などのライフサイクルと、夜勤業務を同時にこなすことは大変です。
特に急性期病棟、救急外来、手術室などは体力勝負の面が強く、20代~30代の看護師さんが中心となって活躍しているようです。
訪問看護に転職して、看護師として長く働き続けたい。
上手にアピールすれば、とても好感度の高い志望動機になります。
なぜなら、訪問看護ステーションは、長く腰を据えて働いてくれる看護師さんを求めているからです。
長く働き続けたい場合:志望動機の実例
志望動機の実例を挙げてみましょう。
出産し育児休暇を取得し、現場に戻りましたが、子育てと急性期病棟勤務を両立するのは現実的ではないと感じています。
私は、看護師として勉強しながら経験を積み、長く働き続けたいと考えています。
今までの臨床経験を生かして、育児と両立しながら看護師を続けるため、訪問看護への転職を希望しました。
訪問看護で好感度がアップする志望動機:継続看護を実践したい
入院施設での在院日数はどんどん短縮されています。
積極的なクリティカルパスの導入、社会的入院の廃止、在宅復帰支援の拡充など、医療費削減のため様々な対策が取られています。
現場の看護師さんは、次のように様々なジレンマを抱えています。
ゆっくり患者さんと関われない
入退院が目まぐるしく信頼関係を築く間がない
看護業務を作業のように感じる
また、病棟で働くことが精神的・体力的にしんどいと感じている看護師さんも少なくありません。
継続看護を実践したい場合:志望動機の実例
志望動機の実例を挙げてみましょう。
継続的に患者さん、ご家族に寄り添って療養生活を支援する仕事をしたいので、訪問看護に興味を持ちました。
まだまだ看護が必要な患者さんが、早期退院していく姿を見て、訪問看護で継続看護を実践していきたいと強く希望しています。
訪問看護で好感度がアップする志望動機:在宅医療で地域に貢献したい
今の職場に通勤時間はどれくらいかかりますか?
電車通勤、マイカー通勤、バス通勤など人によって様々ですが、通勤時間は平均45分程度と言われています。
18時に仕事が終わるとしましょう。
タイムカードを押して、着替え、スムーズに帰れたとしても自宅に着くのは19時になります。
家族の夕食作りが必要な場合、仕事が終わってから買い物に寄ると、さらに時間がかかってしまいます。
体力的な負担軽減のためにも、なるべく自宅の近くで働きたいと希望することは、自然な流れです。
訪問看護は自転車などで移動しながらの業務です、移動中にちょっとした買い物できたり、銀行に寄るなど融通が利くことが多く、家事と仕事が両立しやすいこともメリットです。
在宅医療で地域に貢献したい場合:志望動機の実例
志望動機の実例を挙げてみましょう。
退院後に外来に来られる患者さんは、入院中より活き活きされているように感じます。
私は、患者さんが住み慣れた地域で自分らしく生活するお手伝いをするため、訪問看護に就職し頑張っていきたいと思っています。
訪問看護師として、自分や家族も生活する地元に貢献していきたいと希望しています。
まとめ
訪問看護の志望動機、実例はお役に立ちそうでしょうか。
看護師を続けたいけど夜勤をしたくない、病棟勤務がしんどい、通勤時間を短縮したい、ある程度稼ぎたい、これらの本音を上手に言い換えて志望動機に変えてしまいましょう。
看護師として長く働きたい、継続看護を実践したい、経験を在宅医療に活かしたい、地域に貢献したい。
これらのキーワードを訪問看護の志望動機に盛り込むことをおススメします。