
今回、「訪問看護にお勧めの本はありますか?」と言う問い合わせがありました。
訪問看護師として働いている現役の看護師さんが実際に読んでみて、参考になる本を4冊ほど紹介してもらいました。
・訪問看護師になろうか迷っている人
・現役で訪問看護師として働いている人
このような人なら、ぜひお勧めしたい内容になります。
購入しても図書館でも借りてみても良いと思いますので、
ぜひ興味を持ったら読んでみてくださいね。
実際に訪問看護師がどのように働いているのかについて知りたい場合
訪問看護の参考本:だから訪問看護はやめられない
訪問看護師の1日の大まかなスケジュールと持ち物といった
訪問看護の基本が書かれています。
これから、訪問看護をやってみたい人におすすめです。
また、訪問時の様子や利用者様との関わりがマンガで紹介されているので、読みやすいのも特徴です。
訪問看護を導入しようか検討している御家族にも読みやすく、わかりやすい1冊です。
訪問看護の基礎を知りたい場合
訪問看護の参考本:現場で使える訪問看護便利帖
内容は訪問看護の基礎知識を図解で説明したものです。
在宅医療に少しでも関わる職業の方に必要な知識を一通り、分かりやすく説明されています。
訪問看護初心者にとって、わかりやすく、簡潔に書かれているので入門書としては最適おすすめです。
特に記録や報告書の書き方などの参考にもなります。
現場で困ったときの対処法を知りたい場合
訪問看護の参考本:訪問看護のフィジカルアセスメントと急変対応
訪問看護は、基本1人で利用者様のご自宅へ伺うので、イレギュラーな対応なども、
まずは、1人で対応しなければなりません。
経験を積めば、動揺せずに速やかに対処できる事も経験が浅い方や、
イレギュラーな対応をたまたま経験できずに年月が経っている方もいると思います。
訪問先の様々な場面で、判断に迷う事などが、こちらの本では、取り上げられており1つの指標になると思います。
Q&Aや事例が載っており、わかりやすいので現場でのイメージもつきやすいと思います。
訪問看護のやりがい・訪問看護の意義を知りたい場合
訪問看護の参考本:「家に帰りたい」「家で最期まで」をかなえる:看護の意味をさがして
著者である藤田さんをご存知の方も多いかと思います。
本の中では、50以上のエピソードを紹介してくれていますが
「命の選択は相変わらず重くて難しい。何が正解かわからない。」
という一節があります。
患者も家族も看護師も人間であり、
その中で生活を支えたり、
時には、人生を伴走するという事は、こういう事なのかなと
学ぶことができる内容だと思います。
さまざまな多職種が交わる在宅の現場で看護が主導となってサポートすることの
合理性もわかりやすく書かれています。
そして、人生の最期は医療というよりも
『ケア』なのだということを再認識できます。
自分が在宅医療の道を選択、志した原点を再確認できる内容です。
『家に帰りたい』『家で最期を』という気持ちを看護師として共有する一人として
仕事の意味を見直せる本だと思います。
まとめ
訪問看護に参考になる本を上げてもらいました。
実際に訪問看護師がどのように働いているのか、
訪問看護の基礎知識
現場で困ったときの対処法
訪問看護の意義
とバラエティー豊かな内容を紹介しました。